ひとりオフィスはじめました

後悔なく生きることが目標です

縁がある人

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縁がある人っている。

高校時代の同級生で、広い東京で二度も偶然に会ったことがある友人がいる。

一度目は社会人なりたての頃で、高校を卒業してから学生時代に何度か会ったきり、あまり連絡もとってなかったときに、川崎駅の構内で偶然会って声をかけられた。それからしばらく連絡をとりあっていたと思うけど、またお互い忙しくなったりして疎遠になった。
数年経って、再び今度は大井町の駅ですれ違った。その時は私が先に気がついて声をかけた。15年くらい前だったか、そのくらい。それ以降また連絡をとりあうようになり、頻繁に会いはしないけどSNSで細々と近況を把握しあっている。近々久しぶりに同級生数人で会おうということにもなっている。
きっと一生細々と続くつきあいだろうと思う。高校時代に特に仲が良かったというわけではないが、高校の同級生の男友達というのは、この先二度と新しく追加はされないわけだから貴重な存在である。細々とこのつきあいが続いているのは、インターネットとSNSという素晴らしきツールのおかげが半分くらいはあるんだけど、向こうはどうだかわからないが私の中では、彼はとても縁がある人で大事にするべき縁だと思っているからだ。たぶん、万が一疎遠になってもまたきっとどこかで必ず偶然会うと確信している。

そして今日はまたとても縁がある認定が発生した。

出張先の恵比寿でランチ後に同僚と歩いていたら、前から歩いてきた男性から声をかけられた。以前勤めていた会社の後輩だった。

彼と一緒に仕事したのはもうかれこれ10年以上前で、私がその会社をやめてからこれまたすっかり疎遠だった。それが2年ほど前に、とある仕事で人に紹介された取引先に彼がいた。その時点で10ぶりくらいだっただろうか。当時もお互いに再会にびっくりして、何度かメールでやりとりをしてまた会おうといっているうちにそれぞれいそがしくなり、これまたしばらく疎遠だった。そして今日また再会した。それもまた偶然に。道端で。

お互いにこの再びの偶然の再会に感動したので、これはもう近々会って飲もうということになったけど、きっと彼もとても縁がある人なのだと思う。同級生と同じく。
そしてこれまた同級生とおなじように、同じ職場で働いていたときは特に近い存在ではなかったけど。そもそも歳が10くらい違うしね。

ちなみに、同級生は高校時代はモテモテだった。私の友達数人が彼のことを好きだった、たしか。そんで今日偶然会った後輩も、新入社員当時とてもイケメンで先輩の女性社員がキャーキャー言っていた記憶がある。同級生も後輩も私の興味の対象ではなかったけど、もしも私が彼のことを好きになっていたらそういう縁もあったんだろうか、今となっては検証のしようもないけども。

ともあれ、縁は大事にしたい。
そして、このとても縁がある二人以外にも、きっと縁がある人は数人かたくさんか分からないけどいるんだろうと思う。意思をもってつながりを保っている、つまり仲がよかったり、積極的に連絡をとりあっている友人や知人は、意思の力が介在してしまっているので縁のあるナシがわからないけど、きっと友人知人の中にも縁の深さの違いがあるのかも。あるいは意思をもってつながりを保っている時点で、それはそれですでに縁がとても深いということなのか。だってこちらから意思をもって仲良くしたくたって、振られるっていう場合もあるもんね。それは縁がないってことだもんね。

ううむ。これはとても興味深いことなので、注意深く「縁」を見逃さないようにしようと思う次第です。

「項羽と劉邦」

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項羽と劉邦」を読んでいる。

春以降、仕事があまりに忙しく現実が過酷すぎるので、逃避が必要になったタイミングで、面白いよねとレビューしている本がいつも私の好みと一致している知り合いが、たまたまSNSにアップしていたのを見かけて、昔大好きだった人がこの本を読んでいたのを思い出したりしたので、逃避用にAmazonから取り寄せた。

昔大好きだった人が読んでいたときには、当時大学生の私は歴史にも歴史小説にもまったく興味もなく、世の中に本はたくさんあるのになんでわざわざその本を読んでいるのかと彼に聞いた記憶がある。なんて答えが返ってきたのかはまったく覚えてないけども。

はたして「項羽と劉邦」、非常に面白い。

人心と世の構造が歴史の事実としてたいへんわかりやすく描かれていて、面白いっていうか勉強になる。

読んでいてついうっかり、今自分がいる社会構造や組織の中での構図に置き換えてなるほどと考えてしまったりして、現実逃避になっているのか、むしろ違う現実と向き合うことになっているのかわからないが、とにかく面白いので夢中になって読んでいる。先日長い長い特急電車に乗って実家に帰省したときにも、この旅のお供のおかげであっという間に時間が過ぎた。

けど、学生時代の私がこの本を読んでも、きっと今のように面白くなっただろうという確信がある。脳の構造は変わってないからもちろん理解はできただろうけど、面白いとは思わなかったに違いない。

この本に限らず、この歳になって面白いと思えるようになった本や、この歳になってから理解できる芸術はたくさんある。

なんでもっと早くこの魅力にきづかなかったかと、若い感性で出会っていたらもっと違う世界が開けていたかもしれないのにと思う一方で、歳を重ねたからこそ理解できる世界があることを知って、歳をとることって結構良いこともあると気づいた気がする今日このごろ。

気づいたことメモ書き

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仕事に忙殺されて、気がついたら6月がまるでなかったかのようにあっという間に終わり、7月も20日を過ぎていた。

やばし。

前回のブログ更新から1ヶ月以上も過ぎている。
何がやばいってブログを更新してないことではなく、ブログに書こう!と思う出来事がなかった、もしくは仮に何かあったとしてもブログを書く時間すらないくらいに仕事に忙殺されていたことがやばい。

どんなに仕事が忙しくとも、ブログくらい書ける程度には心に余裕を持って生きていたいものです。

忙しいので生活も乱れがちになっていたため、いつもより美容と健康には気をつかうようにはしていたのだけど、つい油断して風邪をひいてしまった。多分、夜中に汗かいた状態で扇風機つけたのと、それで風邪ひきはじめの状態でヒエヒエの特急電車に3時間半乗ったことが原因。

とはいえ仕事は休めないし、それどころかいつもの通り東京出張もあったので、急いで治すべくあまり行きたくない医者にかかった。前に書いたかもしれないが、整体に通い始めてからのこの5年間、とても健康体になった私は医者にかかったことがなく、かかりつけの医者というものがない。ので、東京のオフィスの最寄りのクリニックに行ってみたところ、これがワタシ的にとてもよいお医者さんで、抗生物質を飲みたくないかどうか聞いてくれた。できれば飲みたくないと答えた私に、最低限のおくすりだけを処方してくれて、どうしても治らなくて困るようなら飲んでくださいと一応の抗生剤も出してくれた。

で、医者に行ったことで安心したのか、もともと治りかけだったのか、クリニックから戻ってきたらすっかり元気になって翌日には回復してしまった。抗生剤飲まずに済みました。反省して、タンクトップと短パンで寝たりはしないように気をつけています。

そんな中、美容強化月間のわたくし。

趣味のスマニューを読んでいたら、夏なんだし手足出すんだから、顔だけじゃなく手足のお手入れもしなくっちゃね的な記事に出会い、ほうほうと思いながら読んでいたら、sabonのスクラブに関するブログ記事に行き当たってしまった。それはもうべた褒めの記事で、俄然気になり始めてしまったわたくし。使っている本人のレビュー的な記事ではなく、第三者としてsabonで磨いたお肌がどんなに触り心地がよいかという記事で、文章がおもしろかったのもあって、どうしてもその触り心地を試してみたくなってしまった。

某コスメサイトやら美的やらいろんな記事を片っ端から読んでみたところ、他にもよさげなボディスクラブはあったものの、最初に出会ったあの記事が秀逸すぎたため、結局、週末整体に行った帰りにsabonのショップに直行してあの素敵なお試しコーナーですべすべ体験させてもらってすっかり虜になり即決即購入してしまった。

で、早速極上バスタイムを試してみたのですが、これは本当にすばらしい。びっくりするほどすべすべになります。何が入っているんだろうと不安になるくらいに。

で、改めて気づいたこと。

自分のお手入れって、お手入れの成果そのものよりも、ちゃんと自分をケアしているっていう満足感が一番の成果であり、モチベーションなんだなということ。

この歳になり、お化粧やお洋服で飾ることより、素の自分を最大限きれいにする努力が、自分を健やかに保つことと同じように、何より大事だなと今更ながら気づいたわたくし。忘れないようにメモしておこうと思います。

かしこ。

 

山芋の竜田揚げ

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昔住んでいた西荻窪で、当時よく行っていた居酒屋があった。

店長と店員さんの二人で切り盛りしているお店で、裏路地に入ったところの地下にあるちょっとした隠れ家的な感じで気に入っていた。
店長は当時多分30歳ちょいすぎくらいのしぶい感じの板前さんで、爽やかイケメンの店員さんは私と同じ大学出身ということがわかって共通の知人の話で盛り上がったりして、顔なじみになる程度には行っていた。初めて行った時に食べた里芋の竜田揚げがびっくりするくらい美味しかった記憶がある。

結婚して西荻窪から大田区に引っ越した頃、店長が神楽坂に新しいお店を出すということで、西荻の頃に通っていた友達と一緒にでかけた。神楽坂のお店も裏路地にある一軒家で、かなり広くなったけど雰囲気は西荻のお店と似た感じでとても居心地のよいお店だった。店長のお料理も変わらず美味しかった。

その頃神楽坂へは、頻繁ではないけど1年に一回くらいは紀の善の抹茶ババロアが食べたくなったり、本屋さんのイベントがあったり、お気に入りの器やさんがあったりしてちょいちょい行ってはいた。神楽坂に行くたびに店長のお店を思い出してはいたのだけどなぜか行く機会がなくて、そのうち何年も経って店長のお店のことは記憶の片隅にしまわれていた。

この前東京に出張したとき、例によってゲストハウスに泊まるんだぞブームが続いている私は、そのときは神楽坂のおしゃれゲストハウスに泊まった。

週末をまたいでの出張だったので、新卒で入社した会社の20年来の付き合いになる大先輩と土曜の夜の約束をしていた。

おしゃれゲストハウスから駅に向かう途中、すっかり記憶の片隅だった店長のお店のことをふと思い出して、記憶の中にある道をたどって探してみた。

が、多分ここだったと思われるあたりにお店はない。いくつか裏路地を折れてキョロキョロしてみたけどやっぱりみつからない。

思い直して手元の文明の利器で検索してみたところ、ちょっと前まで神楽坂で有名店として営業していたけど、数年前に代々木に移転していることがわかった。

今晩の会合の場所として、そのお店を先輩に提案してみたところ、いいねいいねということで早速予約した。

調べてみると代々木以外にも何軒かお店を出しているらしく、会社として大きくなっているらしい。私の記憶の中の印象では、店長は職人肌の板前さんみたいな雰囲気だったから、手広くいろんなお店を出しているというのが想像できない。社長の名前をみても店長の名前が思い出せなくて、半信半疑で違う人に経営が変わったのかなあと思いつつネットをぱらぱら見ていたら、懐かしい顔が現れた。

神楽坂のお店に行ったときに後から来てくれてありがとうの電話をもらったことを思い出して、電話番号を登録してあったんだとスマホの電話帳をみたけど、さすがに10年以上連絡もとってないのでどこかのタイミングで削除したらしく、電話帳からは消えていた。いつ消したかも思い出せないくらい。そもそもどういう経緯で電話番号を交換したかももう覚えてない。

夕方、先輩と待ち合わせて向かったそのお店は、遠い記憶の中の西荻の隠れ家とも、神楽坂のしっぽりした一軒家とも違う雰囲気の、白くて明るいおしゃれなお店だった。

メニューにも昔のあのお店とはまるで違う趣のお料理がならんでいた。

だけどわたしは見つけた。山芋の竜田揚げがあったのだ。昔西荻の地下のお店で食べたのは里芋で、代々木では山芋だったけど。

心の中でニヤリとした。懐かしい何かをみつけた感じ。

もちろん店長はお店にはいなかったけど、会えた気がした。

私の電話帳からいつの間にやら店長が消えていたように、店長もきっと私のことは覚えてないだろうけど、またいつか行こう。

そしていつか店長にもまた会えますように。

 

 

木賃宿

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今年は新しいことにチャレンジすることをわたし的テーマにしているんだけど、狙わずして初めての体験となったことがある。

ゲストハウスへの滞在だ。

大抵の人は若い頃に貧乏旅行とかで体験するんじゃないかと思うが、私はこの歳にして初めての体験となった。

貧乏旅行ではなくおしごとの出張で、である。

最近の東京はビジネスホテルもすっかり高くて、特に週末を挟んだりすると高いだけじゃなくまったく空きがない。そもそも大体夜遅くまで仕事して帰って寝るだけなので、いくら会社が払ってくれるとはいえ6〜7時間のシャワー浴びて寝るだけの滞在のために高いお金を払うのはもったいないというかバカらしいような気もしていた。何より、週に2回くらいのペースで泊まっていると、ビジネスホテルにはすっかり飽きてしまったのだ。

そんなときに、京都発で渋谷にも最近出来た新コンセプトのスマートポッドホテルという前から気になっていた宿泊施設が、連休明けで破格になっていたので泊まってみた。

言ってしまえばオシャレ風にしたカプセルホテルみたいなもんなのだが、フロアへのアクセスキーや個室(といってもセミダブルのベッド一個分がスクリーンで仕切られているだけなんだけど)の照明やらがすべて最初に渡されるiPod Touchで操作する方式で最先端だし、シャワールームとかもとってもきれいでかっこいいし、ベッドもすこぶる快適。コワーキングスペースくらいの共有スペースもあって、そこで朝ごはんも出してくれる。わたし的には予想以上に大満足だった。

ところが次回も絶対泊まろうと思って次の出張のときに予約サイトを見たら、12000円とかびっくりな値段がついている。土日に至っては更にその倍である。ちなみに私が泊まったときは5000円。ナイ。ナイナイ。

ということで勢い余って今度はゲストハウスを予約してみた。女性専用のドミトリールーム。

前回のスマートポッドはポットの入り口はスクリーンとはいえ、一応壁でしきられていたので、ドミトリーはこれが初体験であった。

でも、わたし的にはこれもそんなに気にならない。他の人を気づかって静かにしなくちゃとかはあるけど、そもそも本当に寝るだけだし他の人もみんな静かなので人の音が気になることもないし。そもそも私は子供の頃からいつでもどこでも寝られる子だし。

それにここもとてもキレイで清潔で、建物の外装からなにからオシャレだった。

そして何より、ビジネスホテルよりはるかに美味しい和食の朝ごはん(宿泊費5000円に込み)を陽光あふれるオシャレ共有スペースで食べていたら、熊本から仕事で来たというかわいいお姉さんに話しかけられて、知らない人との交流があったりもした。

そんなこんなですっかりゲストハウスいいじゃないとなったワタクシ、今度は出張で広島に行くことになった。

仕事の都合で二週連続の週末出張となったので、せっかく広島に行くし仕事の翌日は代休をとって広島にそのまま泊まって宮島に行くことにした。

ここでまたマイブームのゲストハウスの登場である。booking.comで検索したら一泊2000円の宿が見つかった。レビューはまあまあよい。写真で見る限りは部屋も清潔できれいそうに見える。勢いづいていた私は、勢いづいたままそこを予約した。

さて当日。サイトに載っている場所を訪ねたらオシャレ看板なんだけど「木賃宿」って書いてある。まずここで1怯み。いやまぁ木賃宿なんだけど。そうなんだけど。木賃宿とか言われるとあしたのジョーに出てくる泪橋とかを想像してしまうじゃないか。

チェックインしたら、宿泊施設はちょっと離れたところにあるという。チェックアウトは、ベッドシーツをはずして入り口においといてくれればこちらに戻ってくる必要はないという。ちょっとまて。ということは受付とかに人はいないってことだよね。無人てことだよね宿泊客の常識に委ねられてるよね。ここで2怯み。

とはいえ、やっぱりやめときますとかいうわけにもいかず、とりあえず向かうことにした。入り口には暗証番号を押す式の鍵がついているということだった。

歩いて3分くらいの短い距離の間にいろいろ考えた。あまりにもやばそうだったらどっか別でホテルを探そう。前払いで払ったのはそもそも2000円なんだし。

暗証番号を押して建物に入ったら、4つくらいのドアがあって雰囲気はほぼ誰かの家みたいな感じだった。意を決して言われた番号の部屋に入ると(今回も女性専用ドミトリールーム)、木でできた組み立て式二段ベッドみたいなやつが6畳くらいの部屋に2つおいてあった。つまり4人部屋。

うち2つのベッドに先住民がいらした。

私は奥の窓際の二段ベッドの上が割り当てられていた。はしごを登ってみた。

マイスペースにおさまってカーテンをひくと、まぁ悪くない。次の日の朝、干潮時の厳島神社にいくためには5時半起きだし、5時半に起きるから寝るのも早いし、まぁいいかと思った。

トイレがてら共有スペースを偵察してみると、シャワールームも清潔だしトイレも綺麗だった。

結局、その後ごはん食べにでかけたりユニクロで半ズボン買ったりしたあと、木賃宿に戻って清潔なシャワールームでシャワーを浴びて、23時には寝ることにした。

が、なかなか眠れない。眠いのになんか気になって眠れない。静かなのに。

そうこうしていたらトイレに行こうとして起き上がったときに、スマホを二段ベッドの柵の隙間から落下させてしまうという事故が発生した。平謝りに日本語で謝って取りに降りようとしたら、下に寝ていたのは外国人の女の子だったようで、英語でここから渡すよと言って下から渡してくれた。階下の住民とのその小さな交流が、どうやら私の緊張を溶いてくれたようでそのあとはすんなり眠れた。

朝、予定通り5時半に起きて、朝早くシーツ剥がしたりガソゴソしたことを同室の皆さんに心の中で謝りながら木賃宿をあとにした。玄関を出るとき、前日の夜に椅子を見なかったかと話しかけてきた外国人のおばさんが手をふってくれた。

結果、この木賃宿はレビューどおりに清潔でちゃんとした宿で、宿泊客も常識的、とても良いお宿でした。ありがとう。怯んでごめん。

というわけで私のゲストハウスに泊まるぞブームはまだしばらく続きそうです。

 

なお、5時半に起きてフェリーに乗っていた厳島神社はまさしく筆舌に尽くしがたい美しさでたいそう感激しました。また近いうちに必ず行きたい。そしてそのときは宮島のゲストハウスに泊まって一日中海辺に座って潮の満ち引きと大鳥居を眺めたいと思います。

また楽しみがひとつ増えた。ウフフ

 

ベージュアイシャドウさようなら、赤リップこんにちは

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ここ数年、なんの疑問もなく、特にこれといったこだわりもなくベージュのアイシャドウを使っていたのだけど、ここにきてなんかしっくりこない。もともとあまり似合ってないことに気づいてなかっただけなのかほんとに最近になって似合わなくなったのかは定かでない。でもとにかくしっくりこない。

しっくりこないので、鏡を見るたびになんか違和感を感じてパッとしない日が続いていた。しかも結構長い間。

ので、今朝思い切ってアイシャドウ自体をやめて、アイラインとリップだけにしてみたら、なんかこれが意外にしっくりきた。

思えば、30ちょい過ぎくらいまではブルーやらパープルやらゴールドやらいろんな色のアイカラーをたくさん持っていて、気分によって毎日変えたりしていた。なんかしっくりこないみたいに思ったことはなかった。ただ好きなものを好きなように使っていた。それが35を過ぎたあたりから顔に色をのせるのは確実に似合わないというか、明らかな違和感を感じるようになってきて、ベージュで守りに入ったのだった。

毎日見てるからわからないけど、肌の明るさやら、目の大きさやら、いろんなものがちょっとずつ変わって、似合うものも変わっていくんだろうな。洋服だって似合うものは変わっていくんだから、お化粧だってきっと同じ。むしろお化粧のほうが顕著なのかもしれない。

一方で、最近気づいたんだけどリップは昔より色味があるものが似合うようになっている気がする。数年前だと、口だけ浮いてる気がしてつけられなかったオレンジの口紅や赤いリップが、むしろ顔を華やかにしてくれるように思う。これが、よく聞いていた歳とると顔が地味になってくるというやつか。おばちゃんがやたら赤い服を着ているやつか。

なので、ひさしぶりに口紅を二色買った。ひとつはヌードなベージュピンク。これはいつものわたし用。

もうひとつは目がさめるような真っ赤。

赤は数年前からのはやり?のおかげ?で、どのブランドも種類抱負で非常に迷ったけど、思いっきりモードな赤を選んでみた。

なかなか気に入っている。

当分はリップファーストなメイクと、赤リップコーディネートを楽しもうと思う。
赤リップがとことん映える服装を追求するのだ。

長らく付き合っている自分の顔も、経年による変化とともに新しい楽しみ方をみつけられるものですね。

何事にも、今の自分にしっくりくるものをしっかり見極めていきたいものです。

健康第一

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3月、4月と忙しい日が続き、忙しいと食事も生活リズムも乱れまして、非常に不健康な日々を過ごしておりました。

私はどんなに忙しくても忙しすぎて食べられなくって痩せたりはしないし、ストレスで痩せたりもしない、というかそもそもストレスをあまり感じないので痩せるきっかけにもならない残念なタイプで、むしろ忙しい時はごはんくらいは美味しいもの食べたっていいじゃないと自分に言い聞かせて無駄に食べすぎて体重が増えてしまったりするタイプ。

例にもれずにこの春の私的繁忙期もすっかり増量してしまった。

増量のうえに、不規則な出張暮らしが続いたりして若干の肌荒れもして、己の不健康さがしっかり自覚できるレベルまで来てしまったので、出張中のある日、ホテルの鏡を見ながらスクワットを始めることにした。極度の腰痛持ちの姉が、スクワットし始めたらかなり腰痛も軽減されて、お尻の形もなんか変わってきた気がするって言ってたし。

はたして、スクワットし始めて一週間ほど経ったら、なんとなく駅の階段の昇り降りが楽ちんになった気がする。これはいいかもと思い、次は連休前に一念発起してジョギングを始めることにした。

ジョギングといっても歩いたり走ったりしながらゆるやかな感じで30分ほどを目標に、っていう超ゆるゆるバージョンなんだけど、とはいえ、ジョギングなんてものは前回いつしたか思い出せないほどはるか昔。電車に遅れそうで走るとかは例外とすると、まともに走った記憶で思い出せるのは、大学時代の教育実習で小学生と鬼ごっこして筋肉痛になったことあったなあくらいの遠い昔の記憶レベル。

そんな44歳がいきなり走ったりしたら心臓泊まるんじゃないかと思いつつおそるおそる走ってみたら、これがびっくり。なかなか爽快だった。

しかしこれはそんなに喜ばしいことではない。むしろ、相当なレベルでの運動不足、かつ不健康ぷりだったということでしょう。適度とはいえいきなりの運動が気持ちよく感じるほどに。

これはやばい、相当にやばい。手遅れにならないうちに、いやもう手遅れなのかもしれないけど、当分はジョギングを継続して、健康な体づくりに励みたいと思います。もちろん痩せたいしダイエット目的というのもあるけど、それよりなにより10年後の自分の体力と健康状態がこわい。何もかも健康あってのものだ、なるべく長く健康でいたい。

母の日に母に電話したら、57歳まで教師として働いていた母が、退職するときまで健康に不安はなかったから60歳まできっと元気に働けるわよと言ってくれた。ちょっと安心した。個人差なんだろうけど、私は体型も体質も母にかなり似ているので、健康状態もきっと遺伝しているだろうと信じておきたい。

というわけで、明日の朝も早起きしてジョギングすることをここに誓って眠りにつきます。ぐんない